鉄道模型急行「天の川」スユ16を作る その2

スユ16とはどんな車両か
スユ16とは郵政省所有の郵便車のこと。1986(昭和61)年の鉄道郵便輸送廃止以降郵便車は全て廃車になったのでもはやどういう郵便仕分けをしていたのかもあまり知られてなく、 内容を知る元郵便局員も減っているのが現状。
中では仕分けとかが手作業で行われており、貨物車両ではない。スユ16はオユ14の形そのままに床下に電気暖房を追加した形といえるもの。

昭和48~54(1973~1979)年に川崎車輌、近畿車輛、新潟鉄工所、日本車輌、富士重工業で合計20両製造された。
また、この形式には第一次と第二次形式があり、グリーンマックスから出ているのは第一次形式のもの。第二次形式は窓配置が異なっているので注意。
第一次は2001-2013番で、第二次は2201-2207番なので、インレタを転写する際注意が必要だ。当然2001-2013の中から選択することになる。
台車はTR217形式だが、残念ながらそれは発売されていないのでTR50で代用する。

スユ16を組み立てるのに必要とする部品と組み立て前の準備

グリーンマックスのオユ14

まずはオユ14のキットがなくては話にならないということです。

他に台車TR50(昔買った時は205系用のDT50が混ざっていた事故品つかまされたっけ)、塗料は車体青15号、屋根銀色、床下黒色を用意し、別売りのインレタNo.63-11を準備すれば、ほぼ事足ります。

ちなみに屋根の銀色はねずみ色でもいいんですが、手元の天の川の写真には銀色の屋根だったので、銀色にした。このあたりは詳しいカラー写真を引っ張り出して今後研究しなくてはいけませんね。


中身の部品に欠品がないかチェックしたが、特に欠品はありませんでした

プラモデルづくりの基本として、一度台所用の中性洗剤で洗うことは必ず必要なので一回洗っちゃいます。
なぜなら、工場製造過程での油膜が付着している場合があるので、これが塗装のじゃまになるからです。
昭和の頃のママレモン
↑これが何時のじだいだか分からないママレモンだ。商店街の福引きで当てた一滴じゃ泡立たない年代物。 今ならジョイとか、100円ショップの安物で十分落とせるし、台所からちょっと拝借すればよろし。

オユ14の組み立て説明書その1

ところで電気暖房とはどんなものなんだ?

オユ14の組み立て説明書その2

説明書にはどこにも書いていない・・・


平成13(2001)/5/28
last modified 平成24(2012)/5/14
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